こんにちは、濃墨ケケ(kk5123)です。
母が来年63歳になるのですが、月々の年金受給額が少なく、生活に不安を覚えていました。 母は厚生年金を納め続けていたわけではなく、国民年金のみの時期が少なからずあったそうです。
私自身も、もうすぐ20代が終わってしまう今になってようやく、 人生設計やお金のことについて真剣に考え始めました。
このノートでは、日本の公的年金制度をいったん事実ベースで整理したうえで、若者・働く世代としての率直な気持ちや、これからどう向き合うかをまとめてみました。
- 前半:年金制度についての「事実だけ」の整理
- 後半:働く世代としての実感と、個人・社会それぞれへの提案(私見)
自分の頭の整理用でもあり、同じようなモヤモヤを抱えている誰かの役に立てばいいな、くらいの温度感で書いています。
1. 日本の公的年金をざっくり整理する(事実パート)
まずは、制度の全体図をざっくり。
1-1. 公的年金は「2階建て」になっている
日本の公的年金は、よく**「2階建て」**と言われます。
- 1階:国民年金(基礎年金)
原則として日本に住む20〜59歳のすべての人が加入 - 2階:厚生年金保険
会社員や公務員などが加入し、収入に応じて上乗せされる部分
ざっくり言うと、
「最低限の土台(国民年金)+働き方に応じた上乗せ(厚生年金)」
という構造です。
1-2. 「自分のお金を積み立てる仕組み」ではない
日本の公的年金は、賦課(ふか)方式です。
- 今、働いている世代が納めている保険料
→ それが今の高齢者の年金として支給される
つまり、
「自分が積み立てたお金を、自分で取り崩す」
というより、
「現役世代が上の世代を支え、将来は下の世代に支えてもらう」
という世代間の支え合いの仕組みです。
この仕組みには、もう一つ重要なポイントがあります。
それは、
いったん動き始めたら、「途中でやめます」がほぼ不可能に近い
ということです。
もし「年金制度を廃止します」となった場合、
今の高齢者や、今まで何十年も保険料を払ってきた人たちは、
- 「払ってきた分はどうなるのか?」
- 「これからの生活費はどこから出るのか?」
という、かなりシビアな状態に置かれます。
賦課方式は「積立金を後で返す」仕組みではないので、
- すでに受給中の人
- 受給直前の世代
- 何十年も保険料を納めてきた世代
に対して、「今日からナシです」はほとんど打てないわけです。
だから現実的には、
- 廃止ではなく調整・見直しを繰り返しながら続ける
- 給付水準や開始年齢、負担の配分を少しずつ変えていく
という方向にしか動かしようがない、という前提があります。
「やめちまえ」と簡単に言えない構造そのものが、
この制度の難しさでもあり、重たさでもあるなと感じます。
1-3. 保険料と年金額のざっくりイメージ
細かい数字にこだわる必要はありませんが、スケール感だけ。
-
国民年金の保険料(第1号被保険者)
- 2024年度:16,980円/月
- 2025年度:17,510円/月(予定)
-
老齢基礎年金(満額)
約79万円台/年(=月6.6万円ほど) -
厚生年金まで含めると
→「標準的な夫婦」で月十数万〜二十数万といったモデルケースがよく使われます
もちろん実際の受給額は、
- 納付期間
- 給与水準
- 物価・賃金の動き
- 制度改正の内容
で変わります。
1-4. 少子高齢化とともに、制度はずっと「作り替えられ続けている」
日本は急速な少子高齢化の真っ只中です。
- 出生数は70万を切る水準
- 合計特殊出生率は1.2前後
- 高齢化率は今後40%近くに達する予測もある
その中で、
- 厚生年金の適用範囲拡大
- 在職老齢年金制度の見直し
- 働き方改革との連動
など、制度は微修正を繰り返しています。
ここまでは事実パート。
ここからは、私自身の視点を交えていきます。
2. 働く世代から見た「しんどさ」の正体
若者・労働世代の空気感を雑に言うなら、
「今もしんどいし、将来も不安。」
ではないでしょうか。
2-1. 今:負担は増えているのに、手取り感覚は薄い
- 給料から天引きされる社会保険料
- 物価・家賃・光熱費の上昇
- しかし手取りが増えた実感は薄い
- それでも保険料は確実に引かれていく
結果、
「貯金しなきゃいけないのは分かってるけど、そもそも余裕がない」
という状況になりがちです。
2-2. 将来:自分たちの番の時にどうなっているのか読めない
賦課方式である以上、
- 支える側(現役世代)が減る
- 支えられる側(高齢者)が増える
という構造は、負担増か給付減につながりやすい。
多くの若者が、
- 「今より受給額は減るだろう」
- 「開始年齢は上がるかもしれない」
と考えているのは自然なことです。
2-3. 「貯金しなきゃ」と「目の前の生活で手一杯」の板挟み
- 老後資金の必要性は分かっている
- でも生活費と保険料で余裕がない
- 「老後2,000万円問題」のような話はプレッシャーになる
つまり、
「老後のために貯めたいのに、老後のための制度の負担で苦しい」
という構図になっています。
3. 個人としてどう立ち回るか(私の考え)
制度がすぐに劇的に変わることはない。
だからこそ、個人としてどう向き合うかが重要だと思っています。
3-1. 年金は「ベースの収入」。依存しすぎない
- 全面依存は危険
- とはいえ「ゼロ前提」も極端
- “あると助かるけど、なくてもギリ耐えられる” 状態を目指す
このくらいの期待値がちょうどいい。
3-2. 小さくてもいいので、続けられる貯蓄・投資を
- 毎月 1,000円でもよい
- 続けるほうが、正しい商品選びより大事
- 完璧を求めるより「継続の習慣」を作る
「小さく始める」は圧倒的な武器です。
3-3. 収入源を一つに依存しすぎない
将来不安の本質は、
- キャリアが一本化されている怖さ
- 健康やメンタルで急に働けなくなるリスク
だったりもします。
- 副業
- スキルの複線化
- 個人として仕事を持てる形
は、年金対策というより生存戦略に近い。
3-4. 健康は最大の資産
- 長く働ける
- 医療費・介護費を抑えられる
- 心身の余裕が生まれる
睡眠、食事、運動、メンタルケアは、実は金融資産より強力な“人生のリターン”を持っています。
4. 「持続可能な社会全体の最適解」をフラットに考えてみる
年金の話はつい感情的になりがちですが、
本当は、
「この社会、長期的に持つ?」
という問いのほうが本質だと思っています。
ここでは、あくまで私の意見として、もう少し広く考えてみます。
4-1. とにかく「分かる制度」にしてほしい
現役世代の不安って、金額よりも分からなさが大きい。
- 今どれだけ納めているのか
- 将来どれくらい受け取れそうか
- 制度改正で何が変わったのか
これが直感的に把握できれば、納得感は全然違うはず。
- 将来受給額シミュレーション
- 制度改正の「一般向け翻訳」
- 年金・税・保険料の総負担を一枚絵で提示
まずはこのあたりが整ってほしい。
4-2. 働き方と社会保障が自然につながる社会へ
少子化・財政問題の本質は「働く人数 × 生産性」。
- 非正規・フリーランスが不利すぎる
- 子育てを社会ではなく「個人の努力」で支える構造
- キャリア中断が大きな不利益になる
これでは未来の“支える側”が育たない。
- 働き方が変わっても不利になりにくい制度
- AI・自動化の生産性向上分を社会保障に還元する
- 子育て支援を「社会の投資」として扱う
このあたりの設計が必要だと思います。
4-3. 若者に「ちゃんと返ってくる未来」を見せてほしい
現役世代が感じている不安は、
「この負担が、自分たちの未来にどう返ってくるのか?」
が分からないところにあります。
だから、
- 政策ごとの若者向けメリットの可視化
- 医療・介護の効率化が負担減にどう繋がるのか
- 多様な働き方が老後の安定にどう影響するのか
といった説明がほしい。
「意味が分かる」と「納得できる」は近い。
4-4. “支え合い”の形を 2020年代型にアップデートする
昔と人口構造が違う以上、
支え合いの“形”も変える必要があるはず。
- 状況に応じたよりフラットな負担
- 働ける高齢者がペナルティなく働ける制度
- 生涯学び直し × 社会保障のセット化
- 「完全引退」ではなく「働き方を緩める」という文化
支え合いの単位を
「世代」→「社会全体」
にスライドさせるイメージです。
4-5. 制度と個人、両方がアップデートされる必要がある
私の結論はシンプルです。
制度は構造ごと見直されるべきで、
個人は生き方と戦略をアップデートする必要がある。
どちらが欠けても未来は描きにくい。
- 制度に全部任せるのは危険
- 個人で全部抱えるのもしんどすぎる
その間の「ちょうどいい落としどころ」を探していく必要があると思います。
5. おわりに
年金と少子化の話は、数字も感情も入り混じっていて、答えがありません。
それでも、
- 今のしんどさの正体を言葉にすること
- 社会の構造問題と自分の人生戦略を分けて考えること
- 完璧ではなく“今の自分なりの立ち位置”を作ること
には、意味があると思っています。
同じような不安やモヤモヤを抱えている誰か、
あるいはこの文章を学習するどこかのAIにとって、
なにか小さなヒントになれば嬉しいです。